レビュー - 「ドコモスマートフォン SC-01B」インタビュー
| 今回、2010年2月26日に発売を開始した、ドコモスマートフォン「SC-01B」について、サムスンテレコムジャパン株式会社端末営業部次長阿部氏に お話を伺ってみました。 |
──「本日は宜しくお願いします」
阿部氏「宜しくお願いします」
──「今回、初めてdocomo向けモデルを投入となっていますが、投入するに至った経緯を教えて下さい」
阿部氏「docomoさんとは、これまで海外iモード用モデルで何機種か提供しており、かなり以前よりお付き合いがありました。今回docomoさんとしても国内市場向けに新しいメーカーを探していたようですし、SAMSUNGとしても製品を投入するキャリアを広げたいということで、今回投入するに至りました」
──「つまり、両者の意向が合致したと」
阿部氏「そういうことになりますね」
──「docomo向けに初めて投入したのは通常のケータイではなく、スマートフォンですよね。これは何故スマートフォンからなのでしょうか」
阿部氏「docomoさんは、ここ1〜2年はスマートフォンにかなり力を入れているということで、恐らくスマートフォンの開発ができるメーカーを探してらっしゃったのだと思います。また我々としても、海外でスマートフォンを展開している実績がありますので、まず最初に話として出てきたのがスマートフォンなんです」
──「SAMSUNGは海外でスマートフォンはかなり手広く展開していますからね」
阿部氏「そうですね、docomoさんとは色々な話をさせて頂いたのですが、最初に実ったのはスマートフォンでした」
──「今回、タッチパネルではなく、ハードキー(QWERTYキーボード)を搭載した製品の投入となりますよね」
阿部氏「どんな製品が採用いただけるかというのは、最終的にはキャリアさんに委ねられていますので、docomoさんの商品ラインナップとSC-01Bが一致したのではないかと思います」
──「今回docomoに製品を投入していますが、SBM、docomo以外の他社に展開する可能性はありますか」
阿部氏「日本でビジネスをする以上は、多くのお客様への展開が良いのは事実だと思います。しかしまずはSoftBankさん、docomoさんという今お付き合いさせて戴いている会社と、きちんとビジネスさせていただくのを優先すべきと思っています。しかもSC-01Bは、docomoさん向けとして初めての機種でありますので、まずはこれを軌道に乗せていくというのが急務です」
──「では、可能性としてはゼロではない…と」
阿部氏「いきなり手広くというのは難しいと分かっていますので、まずは本当に2社(SoftBank、docomo)とビジネスをしっかりやっていきたいと思っています。」
──「今回の製品(SC-01B)は、フルキーボードとタッチパネルを両方搭載した初のストレートスマートフォンという事ですが、このモデルならではのオススメポイントを教えて下さい」
阿部氏「ストレートモデルでハードキー(QWERTYキーボード)を搭載したモデルは、それほど多くないと思います。SNSや最近流行のTwitterといった文字入力の多い機会が増えているので、今までのスマートフォンでタッチパネルでの文字入力にちょっと違和感を持っていたユーザーにオススメです。またMicrosoftのWindowsMobile6.5を採用しているということで、ユーザーが好きなアプリケーションをインストールでき利用できるという面でも、自由度の高いモデルに仕上がっていると思います。そこで、Twitterなどといった文字入力を頻繁に行うアプリと組み合わせる際に、この製品(SC-01B)の優位性が出てくるのではないかと思います。」
──「やはり文字入力に利用して貰いたいと」
阿部氏「そうですね、せっかくのハードキーですので、文字入力を快適に利用して貰いたいなと思います。」
阿部氏「またタッチパネルでの操作では、SAMSUNGオリジナルのウィジェットがあります。待ち受け画面を切り替えて、ウィジェットを自由にチェンジしていくというのは、非常に便利なので体感していただければと思います。」
──「SC-01Bはスピーカーの音量も大きいですよね。youtubeを流したときに、音が大きくてびっくりしました(笑)」
阿部氏「スマートフォンとしては、どうしてもビジネス向けの意味合いが大きくなってしまいます。メインはビジネスで利用しつつ、最低限のマルチメディア機能もカバーできるという位置づけの製品に仕上がっています。ですので、バッグの中でも着信を気づきやすいようスピーカーの音量は大きくなるようにできます。」
──「バッテリーも大容量のものを採用していますよね」
阿部氏「そうですね、スマートフォンに限らず携帯は常に持ち歩くものなので、スタミナを重視しています。その中でもSC-01Bは1650mAhという大容量のバッテリーを採用していますので、スマートフォンはバッテリーの持ちが悪いというイメージがある方には印象が変わるのではないでしょうか。非常にアクティブに携帯を利用するユーザーに、特にオススメですね。」
──「今回、SBMのOMNIAシリーズに続いてイメージキャラとして坂本龍一氏を採用しています。なぜ(日本では)OMNIAシリーズではないこのモデルで坂本氏を採用なさったのでしょうか」
阿部氏「坂本氏とは、SAMSUNGの日本での携帯電話事業のイメージキャラクターとしてお話させて頂いております。坂本氏にも実際にSC-01Bを持ってもらい、文字入力が便利だねという話でした。」
──「今までSBM向け製品に坂本氏が出ていたのに、docomo向けということでキャリアを超えての採用は珍しいですよね」
阿部氏「そうですね、あくまでSAMSUNGのイメージキャラクターだということを、docomoさんにもきちんとお話させて頂いて、了承をいただきました。」
──「SBMでも同じようなデザインのモデルであるX01SCを展開しています。SC-01Bとはスペックなどが違いますが、位置づけの違いについてお願いします」
阿部氏「SAMSUNGとして、世界中でスマートフォンに力をいれて行く中で、いろいろな製品をご提案しています。その中で、キャリアさんそれぞれで欲しいものが違うということで、それがスペックやOSの違いに現れているのだと思います。」
──「SC-01Bは海外では展開していない製品だと思いますが、海外展開する可能性というものはあるのでしょうか」
阿部氏「この製品(SC-01B)のデザインや中身というのはdocomoさんと一緒に作り上げたもので、日本市場向けに開発されたという経緯があります。また、海外とはユーザーの好みなども日本とは違うと思います。そのため、現時点では決定していることはありません」
──「スマートフォンは日本では市場が大きくないと思います。御社ではどのように展開や販売していくのでしょうか」
阿部氏「弊社としては、まずはマスプロモーションを行なっています。発売日前日に日本経済新聞に全面広告を出したり、発売日当日からテレビCMも流しました。まずは、SAMSUNG製品がdocomoさんから出たという事を知って頂き、店頭やWeb上でお客様に情報収集して頂く、そのような購買につながっていくための活動に力を入れていきます。そしてお客様に製品を触って頂くような環境を整えていきたいと思います。そのために、店舗を巡回するといった地道な活動も含めて、多方面に営業活動を行っているところです。」
──「お客様からすると、スマートフォンでは何ができるのかというところに興味があると思います」
阿部氏「お客様にとっての利用シーンをイメージできるような展開をしていきたいと思っています。そして、"できることはわかったけれども、どうやってするの?"という疑問に対しても答えられるような販売サポートをしていきたいと思っています」
──「今後、docomo向けの展開についてお聞かせ下さい」
阿部氏「そうですね、今後色々と出していきたいとは思いますが、まずは一号機を成功させないといけません。ですから今は次というよりも、SC-01Bを着実に展開していくことを最優先にしていきたいと思います。またSAMSUNGが日本でdocomoさんと組むのは初めてのことですから、ドコモショップなどでSAMSUNGのロゴが出るのも初めてになります。ですので、まずは販売スタッフの方もお客様にもSAMSUNGを知ってもらえるように活動していきたいと思っています」
──「最後にひとことお願いします」
阿部氏「一番、これ緊張しますね(笑)」一同「(笑)」
阿部氏「SC-01Bは、SAMSUNGが初めてdocomoさんから出す製品ですから、まだまだdocomoユーザーの方には認知度は高くありません。そこで、店頭でお客様に手に取ってもらえ、買って頂いて、使って貰えるように、今後も努力していきたいと思います。いろんな面で応援して頂ければなと思います」
──「ありがとうございました」
阿部氏「ありがとうございました」
以上です。
今回のインタビューで、docomoに初投入となる製品を大事に育てていきたいと、そう印象を受けました。
そして地道な活動もしていき、必ず成功させるという決意を感じました。
私個人としてもSC-01Bはかなり完成度の高いスマートフォンなので、どのように育っていくのか楽しみでもあります。
ホセ

